13億ドルを投じたレゴの工場、2024年に生産開始へ
1月9日に行われたデンマークの玩具メーカー、レゴ・グループのプレベン・エルネフ副社長とビンズオン省人民委員会のヴォー・ヴァン・ミン委員長との会談で、レゴは13億ドルを投じたビンズオン省の工場で今年中に生産を開始する予定であることが明らかになった。
エルネフ氏によると、工場は2024年に生産に移行するための重要なフェーズに入る。レゴはパートナーとともに、ネットゼロエミッションの達成を目指して110kVのグリッド接続を確保し、製造用の太陽光発電システムを設置している。これは、効率的な生産と積極的な環境保護への貢献というグループのコミットメントを反映したものだ。
レゴ工場は2022年11月にビンズオン省のVSIP工業団地IIIで着工。2024年後半に質の高い国産製品を生産するこのプロジェクトが稼働すると、地元で数千人の雇用を創出し、ビンズオン省の経済成長に貢献することが期待されている。
ミン委員長は、省がレゴ工場に関心を寄せていることを強調し、プロジェクトの進捗状況を高く評価した。併せて、レゴ・グループの課題解決を支援し、プロジェクトの稼働時には最も有利なビジネス環境の下で高い成果を達成できるようサポートすることを約束した。
ビンズオン工場が完成すると、レゴの製造拠点は全世界で7ヵ所になり、アジアでは2ヵ所目となる。また、レゴ社初のカーボンニュートラル工場として、屋上のソーラーパネルと近隣のソーラーファームからの電力が使用される。
レゴは、ベトナムを選んだことで最も重要な市場に参入することになる。また、サプライチェーンを凝縮することで環境への影響を軽減し、消費者の需要に迅速に対応することが可能となる。このことを念頭に置いて、レゴ・グループは市場の需要拡大に対応し、良き企業市民としての責任を果たしていく意向だ。
By Thanh Van
ソース: VIR